人の中には巨人が眠っている。
時々それが目覚めて動き出す。
自分であると思っていたものは自分ではなく、
巨人の触覚に過ぎなかったと気づく。
巨人なので、力も動きも環境よりも大きい。
かならず何かを壊さずにはおかない。
現代社会のメッセージは、巨人はいないと繰り返す。
触覚が自分だと言い続け、巨人を催眠にかける。
おまえはこのちっぽけな触覚だ。
それがおまえだ、と。
世の中苦あれば楽あり。災い転じて福となる。何が幸いするか分からない。この広い広い宇宙に、人間のような生物が他の星にもいるかも知れない確率は大変に小さいそうです。生んでもらって生きてぶつぶつ文句を言えるのは、実は宇宙的規模でのすごい奇跡なのかも。
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